仲介手数料とは?
不動産業者が賃貸物件を紹介し、成約した場合、依頼者(借主・貸主)の双方から得られる報酬額は合計で家賃(共益費は含まない)の1ヵ月+消費税です。
仲介手数料=家賃(共益費は含まない)+消費税
ちなみに依頼者の片方(よくある例は借主)から得られる報酬額は、依頼者の承諾を得ている場合を除き、上記の半分{(家賃+消費税)÷2}と定められています。
これを聞いて、あれ?うちは借りるときに全額払ったけど・・・。
という方が大半だと思いますが、だいたいは借りるときに署名捺印した契約書や重要事項説明書に説明がされていると思います。(無ければ宅建業法違反かもね)
話が少し変わりますが・・・
賃貸物件を仲介した場合の不動産業者の利益は原則、この「仲介手数料」のみです。細かくいうと火災保険の紹介料や家賃保証会社の紹介料など、その他の報酬もあります。
時折、この仲介手数料を値引きしてくる輩(お客?)がいます。
賃貸の仲介プロセスは、ほとんどの場合、
①お客様ご希望の物件をインターネットや業者間物件情報メール、提携先サイトなどを閲覧、選定してお客様へご紹介。
↓
②お客様の気に入った物件があれば物件案内(だいたい2〜4物件程度)します。
↓
③そこで物件を気に入れば契約書の作成、物件の説明をして引渡しとなります。
(気に入られない場合①と②をくり返す)
このように、当然ですが手間ひまを掛け成約になります。時間としては7〜10時間。掛かる場合はもっと掛かります。
当然、無事成約する場合もあれば、成約しない場合もあります。
こうして、無事成約できて、やっと仲介手数料(だいたい5〜6万円)がいただけます。
細かく分析していくと、値引きされると不動産業者は嫌がることが分かってきますね。笑
皆様も、手数料の金額ではなく出来る限り誠実そうな不動産業者を選定されることをお勧めいたします。
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